テンプレ通りのラブコメに飽きたらこの本を読んでほしい、ラブコメの皮をかぶったラブコメ。神イラストレーターのブリキ先生が描いた魅力的なヒロインと本当に新人作家?と思えるような駱駝先生のプロットに驚かされました。読めば読むほどにストーリーに引き込まれました。

 

 

 

第22回電撃小説大賞<金賞>受賞作の「俺を好きなのはお前だけかよ」

 

俺はパンジーこと三色院菫子が大っ嫌いだ。
なのに……俺を好きなのはお前だけかよ。

ここで質問。もし、気になる子からデートに誘われたらどうする? しかもお相手は一人じゃない。クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼馴染み・ひまわりという二大美少女!! 意気揚々と待ち合わせ場所に向かうよね。そして告げられた『想い』とは! ……親友との『恋愛相談』かぁハハハ。
……やめだ! やめやめ! 『鈍感系無害キャラ』という偽りの姿から、つい本来の俺に戻ったね。でもここで俺は腐ったりなんかしない。なぜなら、恋愛相談に真摯に向き合い二人の信頼を勝ち取れば、俺のことを好きになってくれるかもしれないからな!
ん? 誰が小物感ハンパないって?  そんな俺の哀しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。パンジーこと三色院菫子。三つ編みメガネな陰気なヤツ。まぁなんというか、俺はコイツが嫌いです。だって俺にだけ超毒舌で、いつも俺を困らせて楽しんでいるからね。だから、コイツとは関わりたくないってわけ。
なのに……俺を好きなのはお前だけかよ。

引用元:http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-865747-1/

 

 

電撃文庫が送る話題作ですが・・・最近読んだ本の中じゃドンピシャでハマりました!ややNTRな部分とかイジメなどの気が重くなるような設定がありましたが、後半に一気に解消されます。読みおえた後の爽快感や読後感は素晴らしい!続きが凄く読みたくなりました。デビューしたての新人ライトノベル作家にいいように踊らされました(いい意味で)。

 

 

編集部は思いっきりネタバレしてますね。この煽り文句なしで読んだらもっと面白かったんですが・・・まぁ内容としては、ギャルゲーのイケメン主人公のそばにいる便利系モブ視点で物語が進みますが、これが結構つらい。好きになった子の告白のためにサポートしなきゃいけないとかどんな苦行だよ。電撃文庫のお試し版でそこまで読めます。

参照元:http://dengekibunko.jp/books/1602orewosuki/

 

 

 

最初は猫を被った僕こと主人公「如月雨露ことジョーロ」が鈍感系主人公を演じて、ヒロインの幼馴染の日向葵こと「ひまわり」や先輩の巨乳系生徒会長秋野桜こと「コスモス」といい感じになります・・・このまま三角関係のまま学園ラブコメが始まると思いきや、ヒロインたちは主人公の親友「サンちゃん」が好きと告白。読者と主人公「ジョーロ」は(“゚д゚)ポカーン 煽り文句とかでネタバレがなければ、ここで心折れる人がいますね。


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もう、この時点で読むのを辞めようかと思いました。寝取られですよ。めちゃくちゃ可愛いヒロインが誰かほかの人が好きなんですよ。思わせぶりな態度にキュンキュンして、ヒロイン「ひまわり」「コスモス」可愛いな!いいな!って思う瞬間にですよ。ブリキ絵の挿絵で最高潮に盛り上がったところにこれですよ。NTR属性のない人にはかなり堪える・・・

 

主人公「ジョーロ」はモブキャラとか便利なキャラクター扱いでした。主人公「ジョーロ」はヒロイン「ひまわり」「コスモス」に対して段々冷めた目で見ていきます。ラブコメの脇役達はこんな気持ちなんでしょうね・・・

 

まぁ、屑だけど人が良い主人公「ジョーロ」は二人を応援しつつ、どっちかが親友に振られたら付き合えるかな?って下心を持ちつつ色々とサポートするんですが・・・唐突に三人目のヒロイン、カバーイラストの真ん中の地味な子「パンジー」が主人公「ジョーロ」に告白!タイトル通り「俺を好きなのはお前だけかよ」 だけど残念系ヒロイン!こいつが色々とひっかきまわします。

 

親友「サンちゃん」の裏切りや人間関係の徹底的な破壊、好きだったヒロイン「ひまわり」「コスモス」からの拒絶・・・普通だったら人間不信になって引きこもりますよ。学校一のカースト最底辺になっても相手してくれる地味な子「パンジー」が救いなだけなラブコメが始まるかと思いきや・・・物語の終幕は意外な結果でした。

 

登場人物はみんなクズです。親友「サンちゃん」も元ヒロインズ「ひまわり」「コスモス」も自分勝手でわがままで、主人公「ジョーロ」のことを道具のように見ています。本音を晒した主人公「ジョーロ」は周りの人間を嫌い、裏切られて振られたことを憎み、それでも結局許してしまう・・・偽悪的だけど一番人のことを思いやれる主人公「ジョーロ」に感情移入できるかどうかで、この作品の評価は別れると思います。設定は重いのに、なんだかんだでコメディー調に持っていける作者の表現力と「パンジー」のキャラクターに脱帽です!

 

地味な子「パンジー」は主人公ラブだけど、素直なんだけど、一途なんだけど、こんなヒロインは他にない!ツンデレとかデレデレとかカテゴリー分けできない魅力があります。読めば分かる。なんで主人公「ジョーロ」が彼女に惚れないのか理解に苦しむ!まぁ、そうなったら物語が終わっちゃうんですけど。彼は始終、本音と建て前と行動が一致していません、そこが主人公「ジョーロ」の魅力なんですけどね。

 

決して万人受けする内容じゃないですが、好きな人は信者になる、嫌いな人はアンチになる作品です。Amazonのレビューは荒れに荒れていますが、僕は大好きです。こんな自由な作品はラノベじゃなきゃ読めない、これだからラノベ読みはやめられない。好きな人が楽しんだら良いんです嫌いな人は別の作品を読んでりゃいいんです、楽しんだもん勝ちです。

 

相変わらず電撃文庫は、尖がっている新人の発掘・育成力が凄いですね。

 

8月ごろに3巻が発売予定とのことです。続編は王道で退屈なラブコメに落ち着くのか、それとも1巻と同じように、毎回読者を驚かせるどんでん返しを用意できるのか・・・ネタ的にシリーズ化すればするほど、どうオチを持っていくのか作者の技量や発想力が試される難しいシリーズだと思います。

 

 

現在公開されているショートストーリー

ショートストーリーをいろんなところに発信してますし、駱駝先生は速筆かな?今後も追いかけようかと思います。

公式サイト

http://dengekibunko.jp/books/1602orewosuki-sp/
http://dengekibunko.jp/books/1602orewosuki-sp2/#

アキバブログ

http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51518097.html

ニコニコ動画ブロマガ

http://ch.nicovideo.jp/dengeki-bunko/blomaga/ar967722

 

アニメ化すれば話題になりそうな内容ですが・・・まずはコミカライズに期待。

 

 


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